韓国旅行を計画するとき、気になるのがPM2.5(微小粒子状物質)や黄砂ではないでしょうか。
韓国では冬から春にかけてPM2.5や黄砂の影響に注意が必要ですが、夏や秋でも濃度が高くなる日はあります。 季節だけで判断せず、旅行直前と滞在中に大気の状況を確認することが大切です!
韓国のPM2.5が多くなる時期、黄砂との違い、地域ごとの傾向、旅行中の対策、旅行時期の選び方まで詳しく解説します。

1. 韓国のPM2.5が多い時期はいつ?
韓国でPM2.5に注意したいのは、主に12月〜翌年3月の冬から早春、そして黄砂の影響を受けやすい3月〜5月の春です。
韓国政府も、空気中の微小粒子状物質が高濃度になりやすい12月から翌年3月を「季節管理制」の対象期間として、通常より強い排出削減対策を実施しています。
ただし、毎年必ず同じように悪化するわけではありません。風向き、気温、雨、風の強さ、大気の停滞などによって日々変化します。
月別に見る韓国のPM2.5の傾向
| 時期 | PM2.5・黄砂の傾向 | 旅行時のポイント |
|---|---|---|
| 12月〜2月 | PM2.5が高くなりやすい | 防寒対策と大気情報の確認 |
| 3月〜4月 | PM2.5と黄砂の両方に注意 | マスクを用意し、屋外観光を調整 |
| 5月 | 黄砂などの影響が残る日もある | 当日の予報を確認 |
| 6月〜8月 | PM2.5は比較的低くなりやすい | 梅雨や暑さ、オゾンにも注意 |
| 9月〜11月 | 比較的落ち着く時期もある | 秋でも高濃度の日はあり得る |
特に気をつけたいのは3月
春の韓国旅行で気をつけたいのが3月です。
ソウルの2015〜2021年の観測を分析した研究では、PM2.5の月平均濃度は3月に最も高くなる傾向が確認されています。気温がまだ低いことや、大気中で粒子が生成される化学反応などが関係すると考えられています。
2. PM2.5と黄砂は何が違う?
韓国の空気について調べると、「PM2.5」「PM10」「黄砂」という言葉が出てきます。それぞれ意味が異なります。
PM2.5とは?
PM2.5は、直径2.5マイクロメートル以下の非常に小さな粒子です。
工場や自動車などから直接排出される粒子だけでなく、大気中の化学反応によって生まれる粒子も含まれます。非常に小さいため、呼吸によって肺の奥まで入り込む可能性があります。高濃度の状態が続くと、呼吸器や心血管系への影響が懸念されます。
PM10とは?
PM10は、直径10マイクロメートル以下の粒子状物質です。PM2.5より大きな粒子も含まれます。
春に話題になる黄砂は、砂漠などの地表から巻き上げられた鉱物粒子を含み、PM10の濃度上昇に大きく影響することがあります。
黄砂とPM2.5は同じものではない
黄砂は砂じんの現象であり、PM2.5は粒子の大きさによる分類です。
黄砂の粒子にはPM2.5に該当する細かなものも含まれ得ますが、黄砂が発生している日とPM2.5が高い日は必ずしも一致しません。そのため、韓国旅行ではPM2.5だけでなく、PM10や黄砂の情報も確認することが大切です。
こちらの記事もおすすめ☆
▼涙の女王のロケ地なら、こちら!
👉【涙の女王ロケ地】清渓川・広通橋へ行ってきた!行き方・場所・ドラマのシーンを紹介【ソウル】
▼2027年に韓国旅行に行くなら~この時期がベスト!
👉2027年韓国旅行|行かないほうがいい時期はいつ?ソルナル・秋夕・梅雨・祝日を徹底解説
▼仁川空港から東大門へ行くなら~チケット購入から乗車まで写真でご紹介~
👉仁川空港第2ターミナルから東大門方面へ!早朝リムジンバスの乗り方|チケット購入を写真で完全解説☆
3. なぜ韓国ではPM2.5が高くなるの?
韓国の大気汚染には、国内で発生する汚染物質と、国外から風に運ばれてくる汚染物質の両方が関係しています。
① 自動車や工場などからの排出
交通量の多い都市部では、自動車の排気などが大気環境に影響します。工場やエネルギー関連施設などから排出される物質も、粒子状物質の発生に関係します。
② 冬の大気の停滞
冬は気象条件によって空気が混ざりにくくなり、地表付近に汚染物質が蓄積することがあります。暖房需要などによる排出も加わり、PM2.5が高くなる日があります。
③ 国外からの越境輸送
風向きによっては、周辺地域から運ばれてきた大気汚染物質が韓国の濃度上昇に関係することもあります。ただし、PM2.5の発生原因は日によって異なり、すべてを国外からの影響だけで説明することはできません。
4.PM2.5対策7選
① KF94・KF80などのマスクを用意する
韓国では、微小粒子状物質への対策としてKF80・KF94・KF99などの保健用マスクが使われています。
- KF80: 試験条件下で平均80%以上の粒子ろ過性能を持つ規格
- KF94: 試験条件下で平均94%以上の粒子ろ過性能を持つ規格
- KF99: 試験条件下で平均99%以上の粒子ろ過性能を持つ規格
② 出発前と滞在中に大気情報を確認する
旅行前に一度確認するだけでなく、滞在中も朝や外出前にアプリなどからチェックしましょう!
PM2.5の現在値、地域別の大気状況、予報を確認できます。
③ 数値が高い日は屋外活動を減らす
PM2.5が高い日は、長時間の屋外観光や激しい運動を控えることが大切です。屋外を長く歩く予定だった日には、次のように予定を調整できます。
- 屋外の観光地を短時間で巡る
- 美術館や博物館、屋内のショッピング施設を中心にする
- カフェやレストランで休憩を増やす
旅行を中止するかどうかだけでなく、観光の内容を柔軟に変更することも対策になります☺
④ ホテルの部屋では空気環境に気を配る
PM2.5が高い日は、窓を長時間開けたままにすることを避け、空気清浄機があれば利用しましょう!また、洗濯機付きのホテルだと洋服をすぐ洗えるのでおすすめです。
ホテルに空気清浄機などあるか気になる場合は、予約前に設備を確認するとよいでしょう。
⑤ 帰宅・ホテルに戻ったら顔や手を洗う
屋外で過ごした後は、手や顔を洗う、目鼻をすすぐ、付着したほこりを落として着替えましょう。
私は一気に済ませたいのでシャワーを浴びて洋服は洗濯機にすぐ入れるようにしています!
⑥ 体調に異変があれば無理をしない
PM2.5の濃度が高い日に、せき、息苦しさ、胸の不快感などが現れたら、屋外活動を中断して休みましょう。
喘息などの呼吸器疾患や心血管系の持病がある人は、特に慎重な対応が必要です。
⑦ 子どもや高齢者は特に慎重に行動する
子ども、高齢者、呼吸器や心臓に持病がある人などは、大気汚染の影響に注意が必要です。家族旅行では、全員が同じペースで屋外観光を続けるのではなく、休憩を増やしたり、屋内施設へ切り替えたりする計画がおすすめです。

5. 韓国旅行では、どの数値を見ればいい?
AirKoreaでは、PM2.5の濃度をマイクログラム毎立方メートル(µg/m³)という単位で確認できます。韓国の公式予報区分では、PM2.5は次のように分類されています。
| 韓国の予報区分 | PM2.5の濃度 | 旅行中の考え方 |
|---|---|---|
| 良い(좋음) | 0〜15 µg/m³ | 通常の観光を計画しやすい |
| 普通(보통) | 16〜35 µg/m³ | 体調に気を配りながら行動 |
| 悪い(나쁨) | 36〜75 µg/m³ | 長時間の屋外活動を控える |
| 非常に悪い(매우나쁨) | 76 µg/m³以上 | 屋外活動をできるだけ減らす |
大切なのは数値だけでなく、滞在時間や活動の強さ、自分の体調も考慮することです。
7. PM2.5が気になる人におすすめの韓国旅行時期
空気環境を優先するなら、一般的な季節傾向として、夏から初秋にかけては冬・早春よりPM2.5が低くなりやすいことを参考にできます。
春に旅行する場合
桜や春の景色が魅力ですが、3月〜5月はPM2.5や黄砂の影響が気になる時期です。
旅行日程を変更できない場合は、マスクを準備し、当日の大気予報に合わせて屋外観光と屋内観光を組み合わせましょう。
夏に旅行する場合
PM2.5が比較的低くなりやすい季節ですが、梅雨の雨や蒸し暑さに備える必要があります。
雨の日に楽しめるショッピング施設、博物館、カフェなどを調べておくと安心です。
秋に旅行する場合
紅葉や街歩きが魅力の季節です。空気の状態が比較的落ち着く日もありますが、日によって変化します。
旅行前に予報を確認し、マスクを持っていくと安心です。
冬に旅行する場合
クリスマスのイルミネーションや冬のグルメなどを楽しめますが、PM2.5が高くなる日があります。
屋外観光を詰め込みすぎず、屋内の観光スポットも組み合わせておくと、状況に合わせて予定を変更しやすくなります。
現地での情報収集方法(天気&空気の状況チェック)
| 方法 | 内容 |
| アプリ:미세미세(ミセミセ) | 韓国のPM2.5・黄砂・花粉をリアルタイムで確認 |
| NAVER날씨 (天気) | 韓国語でも花粉・空気室の指標あり |
| IQAir AirVisual | グローバルなPM2.5アプリ、日本語対応あり |
| AirKorea | 韓国政府の公式大気情報サイト |
韓国の美しい街並みやグルメ、ショッピングを楽しむためにも、大気情報を上手に活用して、安全で快適な旅行を計画してくださいね♡
最後まで、お読みいただきありがとうございました☺
▲韓国旅行のホテル選びにAgodaをチェック▲
ソウルのホテルを料金・口コミ・立地などから比較して自分に合った宿泊先を探そう!


