京都国際高校　校歌　韓国語　なぜ　意味

京都国際高校の校歌は、韓国語で歌われている非常に珍しい校歌です。なぜ韓国語なのか調べてみました！

京都国際高校とは？

京都国際高校は、日本の京都府京都市にある私立の高等学校です。
◇特徴

1. 国際色豊かな学校

2. 語学教育に力

3. スポーツ活動

特に野球部が強豪校として知られています。
2024年の夏の甲子園で初優勝を飾りました。

歌詞（ハングル原文）

동해 바다 건너서
야마도 땅은
거룩한 우리 조상
옛적 꿈자리
아침저녁 몸과 덕
닦는 우리의
정다운 보금자리
한국의 학원

🗣 日本語訳
東の海を渡ってきた
大和の地は
我らの偉大な祖先の
古の夢の場所

朝夕に身体と徳を磨く
我らの故郷
韓国の学び舎

歌詞には、学校のルーツである「在日コリアン教育」や「民族的アイデンティティ」、そして「日本という地での学び舎」としての誇りが込められています。

フレーズ	意味	解説
東の海を渡ってきた	韓国から日本に渡ってきたことを象徴	「東海」=韓国での日本海の呼称。渡航の歴史を象徴
大和の地は	日本の地を指す	「大和」は日本の古名。受け入れの地であることを表す
我らの偉大な祖先の古の夢の場所	祖先がかつて描いた夢を紡ぐ場所	在日コリアンとしてのルーツ、そして教育への願いが込められている
身体と徳を磨く	学問・人格・礼節の修養	学校の教育理念(知・徳・体)を表現している
我らの故郷	京都国際高校そのもの	学校が心のふるさとであるという誇りと愛情
韓国の学び舎	自らのルーツを重んじる教育機関	民俗的アイデンティティを大切にする場としての学校

🏫 歴史的・文化的背景

京都国際高校は、元は「京都韓国学園」として設立された在日韓国・朝鮮人向けの民族学校。

校歌には、祖国（韓国）との精神的つながり、民族の誇り、そして日本社会での自立を目指す教育が込められている。現在は日本人学生も多く在籍するが、校歌やトリリンガル教育（日本語・韓国語・英語）を通じて国際的・多文化的な価値観を育てている。

📌 最新データ (2024年時点)

📌 過去の傾向（2021年〜）

⚾ 野球部における国籍構成

🧠 なぜ韓国系の生徒が少なめなのか？

学校自体は在日韓国人向けの民族学校として1947年設立された歴史を持ち、校歌や文化的伝統を継承していますが、生徒構成は現在では明らかに日本国内一般層に近づいています。

京都国際高校は2004年に正式な日本の一条校として認可され、以降は日本人の受験生が増加。

特に野球部を目当てに入学する日本人志望者が多く、結果として日本国籍生徒の割合が上昇しました。

✅ 結論

京都国際高校・中学はその歴史的背景から韓国語や韓国文化と強い結びつきを持っていますが、現在ではほとんどの生徒が日本国籍で占められており、韓国人／韓国系の生徒はわずか1割前後です。特に野球部に関しては、日本人選手が主流となっています。

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